27 8月 2017

我が家に車がやってきた!

我が家に念願の車がやってきました!

トヨタのヴィッツ!(こちらではYarisという名称)

ハイブリッドの新車!!!
でも、実はこれはマイカーリース。

ハイブリッドのオートマ新車を購入できるほどお金に余裕がない私たちですが、このマイカーリースのシステムは、そんな私たちの強い味方です!

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2月にパト氏が免許を(ようやく)取得し、そこからいろいろと車探しをしていたんですが、スウェーデンの車市場は(少なくとも私たちの年齢では)中古車が主流。

でも私もパト氏もオートマ限定免許なため、なかなか良いコンディションで良い値段のオートマ中古車を見つけることができませんでした。

降雪が少ない南スウェーデンでは、徐々にオートマ車も増えてきていますが、それでも主流はまだマニュアル車。マニュアルの中古車はいろいろと市場で見かけるんですが、オートマ車で走行距離がそこそこで、ってなると本当に見つからない!

そしてマイカーへの私の希望は、「コンパクトカーでできれば日本車。赤色!」

こっちでよくみかけるコンビ型やセダン型はちょっと大きすぎると思ったし、私の日本時代の初マイカーがマツダの真っ赤なデミオだったので、なんとなく思い入れがあって赤色を希望。

って、そんな車が中古車市場に出回っているわけがない!笑

新車を購入する余裕もないので、そこで考え始めたのが、マイカーリース。広告もバンバン出ているので、どんなもんかと調べ始めたら意外といいんじゃないかと思い始めました。

良いと思った点

1、故障しても安心
自家用車を持っている友人知人を見る限り、車の故障頻度が高すぎませんか?!何かしら車の○○の調子が悪くて〜っていってる人が多すぎ。でもリース契約には、故障時の修理費は含まれているし、代車も手配してくれるので突発的な出費に頭をいためなくてもすむのがいい。それに、サービスという名の車検?代も含まれています。

2、頭金がいらない。
例えば、トヨタヴィッツ・ハイブリッドの新車を購入しようと思ったら、頭金として90.000krぐらい必要です(参考サイト)。近い将来、物件購入もしたいので、そのためにコツコツ貯めてきた貯金を車につぎ込みたくない!リースなら頭金もいらないので、貯金を崩す必要がない。

3、結局車は価値が下がるから、数年で乗り換えるのならリースの方がお得?
結局自動車は、乗れば乗るほど、月日が経てば経つほど価値が下がっていくもの。10年ぐらい買い替えせずに同じ車に乗るつもりなら、購入しても元がとれますが、数年のうちにはもう一回り大きい車に乗り換える予定の私たちは、今車を購入しても損するだけかなぁと考えました。

私たちのリース契約は、3年。
月々2,600krぐらいの支払いになります。これには保険代も含まれているし、ハイブリッド車なのでガソリン代も少なくてすむかな。また駐車に役立つバックカメラ付き!

2,600×12ヶ月×3年で計算すると大きな額になりますが、月々の支払い額はまぁ許容範囲。他にアパートの駐車場契約で200kr/月に、あとは冬用タイヤを買わなければいけません。それでも、私の希望が100パーセント叶った「日本車のコンパクトカーで赤色!」という車を、この値段で乗れるのはリースならではですよね。

こちらに引っ越してきた時は、ここでの生活に車はいらないだろーと思っていましたが、電車の遅延が重なったり、行きたいカフェや直売所(たいてい交通の不便なところにある)があったりすると、やっぱり自家用車がほしいなぁと思うようになりました。


で、車がきて1週間がたったんですがすごい快適です!

そして車がきてまず行ったところは、

IKEA!!!!
今までは、IKEAに用事のある友人に便乗して行くぐらいだったので、2人で車でIKEAへ買い物にいくなんて、大人になったなぁと感慨深く感じました。

新生活グッズをカート買い!
また帰り道には、元職場のカフェへ週末定食をいただきに寄りました。

つくねに甘辛ソース。言わずもがな美味しい。
これからは隣町にあるカフェにも気軽にいけるようになって嬉しい!!
パトが免許を取る際には、激務のカフェのオーナーさんに手伝ってもらったから本当にありがたい。どこまで優しいんだ!

って、私自身はまだ運転していません。。。
スウェーデンの免許証自体は取得済みなんですが、なにせただ日本の免許証を切り替えただけなので、こちらの交通ルール等はまったく知りません。。。なのでパトが、ちゃんと交通ルールを勉強して、どっか郊外の車があまり走ってない場所で運転の練習をしてからじゃないとヴィッツを運転しちゃダメだって。。。(ケチ

なので私もぼちぼち運転の練習を始めます。
運転したい!!!!

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そして今日は、パト氏にヨンショーピンまで車で送ってもらって、これから下宿生活スタートです。まだまだ勝手がわからないけれど、もう1人の同じく下宿生の子は同じプラグラムの1年先輩だからいろいろ心強いし、家族は超フレンドリーだし、幸先いい感じ?

それに私の部屋から湖がみえるんです。それだけでもう80点ぐらい満足度が上がった気分。あとは明日からのコースを頑張るのみ!

これから夜は暇なので笑、ブログも頻繁にかけたらいいなぁ。


25 8月 2017

一寸先は闇か、光か。

昨日は久しぶりの友人とランチ。

場所はベクショーで一番おシャンティーな、PM系列のTAK。(HP
Takはスウェ語で天井・屋上の意味。その文字通り、ここはルーフトップにあるレストランですが、ベクショー市街地を見渡せて眺めが良いのはもちろん、ここのランチ、ベジタリアン・ビュッフェがとっても美味しい!サラダしゃきしゃき!(特に天気が良い日は)本当におすすめです。

秋晴れ(YES、スウェーデンはもう秋ですね)だった昨日、テラス席で食べたランチはとっても美味しかったです。

盛り付け汚くてごめんなさい
その日会った友人は、おそらくベクショー生活の中で一番長く深く付き合ってきた子。

そんな彼女と私は、この数年でお互いに進路がいろいろと変わってきました。その過程をすべて共有してきた彼女と昨日たくさん話した話題は、「人生って何がおこるかわかんないよね」「だからあまり先のこと考えてもしょうがないよね」っていうこと。

まさか20歳の時に、将来スウェーデン人と一緒になってスウェーデンで生きていくなんて予想もしてなかったし、25歳の時は、まさか30歳からまた学生をするなんてこれっぽっちも計画してなかったし。

だからある程度の長期的プランを練ることは大切だけれど、そこまでナーバスになって、まだどうなるかわからない数年先のことを、今から懸念することはあまり建設的ではないですね。っていうのを最近つくづく思う。

今の私とパトの目下の悩みは、将来どこで暮らしていくか、家をどこに構えるか、ということなんだけれど、そんなの今から考えたって仕方ない。私が卒業する3年(プラスアルファ)後までに、パトがヨンショーピンに引っ越して来ているかもしれない、もしかしたらどこか別の街でいい物件があるかもれしない、それか私が卒業できずベクショーに出戻りするかもしれない(最悪のパターン)。

なので、「その時」がくるまで、流れに身を任せて、決断をしなければいけない時になってから悩んで決めれば十分ですよね。今から悩んでも仕方がない。

私もパトも数年先はどうなっているかわからないけれど、せめて5年後にはどこかの穏やかな街で、一軒家かアパートかで、2人で仲良くのほほんと暮らしていれたらいいな。できれば子どもも1人ぐらいいたら嬉しいけれど。あ、私も就職していたいな。

24 8月 2017

ベリーの種類が多すぎな件。

さてさて、趣味の一つとして絶賛ワイン等を勉強中の私ですが、参考にしているのはいつもSystembolagetのホームページ。

そこで気づいたのは、ワインにしろ、ビールにしろ、リキュールにしろ、香りや味の説明表現で、やたらベリーの名を目にすること。日本でもそうなのかな。

Bärig(ベリー系)というまとめちゃった表現や、Jordgubbe(ストロベリー)とかHallon(ラズベリー)とか、(私にとって)メジャーなベリーの種類ならわかるけど、聞いたこともないような名前をみかけることも。

なので、よく赤ワイン等アルコール飲料の説明で使われているベリーとかその他の果物についてちょっとまとめてみようと思います。

赤系(röda bär)のベリー。

Jordgubbe(いちご)
Smultron(野いちご)
Körsbär(さくらんぼ)
Hallon(ラズベリー)
Röda vinbär(赤すぐり)
ルビー色が本当にきれいなRöda vinbär。
スウェではケーキのデコレーションに使われる。

lingon(コケモモ)

Nypon(ローズヒップ)
Hjortron(クラウドベリー)

藍色系(mörka bär)のベリー

Blåbär(ブルーベリー)
Björnbär(黒いきいちご、熊さんのベリー)
Björnbärは南スウェーデンでも自生しているのかな。
森ではあまりみかけたことがない。今年初めて生を食べた!

Svarta vinbär(黒すぐり、カシス)

あとは、

Drottningsylt(女王様のジャム、ラズベリーとブルーベリーのこちらでは定番のジャム)zinfandelのワインに多い表記。
fikon(イチジク)
Katrinplommon(プルーン)
plommon(プラム)
そのまま食べたほうが美味しいプラム。

それに、いろいろまとめちゃった表現も。

Skogsbär(森のベリー)、Lingon, blåbär, hallon, björnbärをミックスさせたような味。
skogshallon(森のラズベリー)ふつうのhallonより濃い味。

また、Krusbär(すぐり)は、白ワインやシードルの味表現に使われるベリー。
Kursbär。今年初めて食べた!
ジンの香りづけに使われる、Enbär。もはや日本語でなんていうのかわからないし、ジンを飲んでどの味がenbärなのかもよくわからない笑

Kråkbärは、セイヨウガンコウランというらしいけれど、これは2016年版BLOSSAのGlögg(クリスマスに飲むグリューワイン)で使われたフレーバー。それ以外で見たことない笑

あとは、slånbärっていうのがあるんだけど、なにかよくわからない笑

ベリーではないけれど、白ワインではnässlor(触ったらチクチクするイラクサ)の味表現もあるんだけど、nässlorな感じっていうのが私はよくわからない。。。

サマージョブの研修中、いろんなワインの試飲会をしたんですが、一緒に研修をうけた20代のスウェーデンの若者は、「これは、リンゴンっぽいね。ちょっとhallonっぽい。いや、röda vinbärかも」とか、「ブルーベリーとbjönbärかな」とか、kursbärだねとか、ぽんぽんぽんぽんベリー系の名前を出してきて、ベリーにまったく馴染みのない人生を過ごしてきたワタクシはあっけにとられました。

と、こんなところでもカルチャーショック。スウェーデン生活とベリーの関わりは深いようです。なので今年の夏は、意識的にいろんな種類のベリーを狩ったり食べるようにしていました!ちょっと詳しくなれたぞ。

友人宅のお庭でたわわにみのっていたカシスを、ウォッカとkandisockerでつけてみました。どうなるかな〜



今年は、たくさんいろんなワインを飲んでみたんだけど、今のところ私のお気に入りはこれ。Piccini chiantiの2015! エチケットが可愛くて買ったんだけど笑、軽めベリー系の赤ワインが好みな私のドスライク!

誰かオススメワインあったら教えてくださいー。
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20 8月 2017

駆け抜けた夏。

昨日土曜日、約3ヶ月弱働いたサマージョブが無事終了しました。スウェーデンでは、これまで飲食業で数年働いてきましたが、今秋から学生する前に何か新しいことに挑戦してみたくて、何気なしに受けてみた今回のSystembolagetでのサマージョブ。

終わってみれば、すっごく楽しかったです。(働き始めは落ち込んでたけど

ご存知スウェーデンの独占企業(笑)Systembolagetは、3.5%以上のアルコール飲料を一般向けに独占的に販売している会社。たくさんのワインやビールなどが陳列してある店内を、ラベルをみながらぶらぶらとするのが好きでした。(これをbotaniseraという。)

まぁただの販売スタッフの仕事だったけど、他のスタッフと話したり、お客さんとの交流、レジ打ち、品出し、陳列などなど、新しいことがたくさんでした。

よかったのは、ベクショーは観光地ではないため、夏になると住民はバカンスで街をでるので、夏の期間の店舗は客足も多くなく、ゆっくりのペースで働けたこと。なので、多くの人がバケーションから戻り、通常運転し始めた先々週ぐらいから客数がいきなり増えたのでびっくり。

このサマージョブをとおして、お酒の知識がちょっとだけ増えたのはとてもよかったけれど、一番嬉しかったことは「雇われた」こと。コネがあったわけでもなく、一からCVだして、グループ面接して、最終面接してっていう段階をふんで採用されたのは初めてのことでした。

サマージョブが決まったとき、長い付き合いの友人に「Systemetみたいに誰でもできる仕事なら〜」なんて、見下されたりもしたけれど(今思い出しても腹立つわー)、誰でもできる仕事(特別な教育や資格がいらない仕事)だからこそ、山ほど申請者がいたなかでも、スウェ語ネイティブでもない、私を選んでくれたボスには本当に感謝。(といっても、私が働き始めたらボスはがっつり3週間の休暇でいなかったけどね)

また最後には、「他のスタッフからもあなたについてポジティブな評価しか聞いてないし、あなたを雇ってよかったわ。これから私をレフェランスに使ってね」っていうありがたーいお言葉をもらえたので、それもまた大きな自信にもなりました。どうしても言葉のコンプレックスがなかなか消えなくて、、、

また、今まで個人経営のお店でしか働いた経験がなかったけれど、やっぱり大きな組織で働くのは楽だということも実感。1人ぐらい病気になっても、なんとかなるぐらいのスタッフ数で日々働いていて、それにサマージョブメンバーには2日間の新人研修付き、おなじみの制服も何もかも新品支給という、ありがたい待遇でした。休憩時間も、「また休憩?」というぐらいもらえるので、立ち仕事でもそこまで疲れることもなかったです。

一緒に働いたサマージョブのメンバー4人も23歳から35歳と幅広く(ほぼ学生さん)、別にそこまで親しくなったわけではないけど、気の合う人たちばかりでとても居心地がよかったです。

正規スタッフの人も、ちょっと怖いおばさんが1人いたぐらいで(でもその人はすぐ休暇に入ったので数週間しか一緒に働いてない)、まぁみなさん親切なこと。

みんなでfikaするときは、会話に入れないことは多々あったけれど、まぁそれにも慣れるし(笑)、そういう些細な日々の出来事から、当たり前だけど、スウェ語もまだまだだなって再認識できたのでよかったです。電話対応もビビりまくりだったけど、人間って慣れるもんだなぁ。

がっかりだったのは、スウェ人ばかりの環境で働くんだし、スウェ語も伸びるだろう〜なんて甘い期待を抱いていたけれど、そんなことはなく笑。ちゃんと机上でコツコツ勉強しなければ、私の頭ではもう語学が伸びそうもありません。でもレジ対応で、数字の発音は上手くなった気がする。おじいちゃんおばあちゃんに、47とか74が一発で通じるぐらいにはなった!(笑)

振り返りたい出来事や感情はたくさんあるけれど、もう次にいかなければ!!!

そう、明日から新学期が始まります。

ベクショーと同じスモーランド地方にある中核都市、Jönköpingで歯科衛生士プログラムを始めます。人文学部出身の私にとっては、まったく未知の分野だけど大丈夫かしら。

ベクショーからヨンショーピングまでは電車で1時間半とちょっとなので、最初は通学しようかと思っていましたが、先週に詳細な時間割をもらったところ、朝早いじゃん!コース多い!!毎日授業あるじゃん!

遠い昔の交換留学生のときの記憶から、スウェの大学は週に3日ぐらいしか授業がないイメージだったので、ベクショーから通学できるだろうと考えていましたが、このスケジュールなら難しそう。ベクショーから通うとなると毎朝4時起きになるわ、と思い急遽住居を探すことに。(これ金曜の夜の話ね?準備不足のアホ具合を笑ってください)

スウェーデンはどこも慢性的な住居不足なので、もちろん学生アパートなんて借りられるわけもなく、何気なく下宿先を探していると、良さそうなところを2件ほど発見。金曜夜に2件メールをしたら、そしたら一件から翌日に返事をいただき、今日日曜日に見学にいってきました。

市街地からバスで30分ぐらいの、閑静な住宅街にある一軒家、車はボルボコンビという典型的なスウェーデン人ご夫妻のお家の一部屋を、とりあえず1ターム借りることにしました。家は綺麗だし、人も優しそうだし、なにより一緒に住んでる他の学生が歯科医の卵(いろいろ教えてもらう気満々)。本当ラッキー。

毎週末にはベクショーに戻るので、パトとは週末婚(結婚してないけど)みたいな形になるけど大丈夫かしら。ってか、他人と住むのって絶対嫌だって昔は思っていたのに、今はあまり気にならないから、人間って変わるもんですね。

どうなるかわからないけれど、とりあえず1週間頑張ろう。

ヨンショーピン、初めて来たけれど、駅の前は湖(Vättern)だし、大学はコンパクトだし、なんかもう好きな雰囲気。

誰かヨンショーピンに暮らしている人がいたら、ぜひ遊んでください。。。

カフェのポケボウル。

大学前の湖
とうとう買っちゃった。大学生の指定カバン的存在。



12 8月 2017

遠くに住むこと。

今週は、心がゆさぶれる出来事があってヘトヘトでした。

火曜夜中に、大事な大事なパパさんが緊急搬送されたという日本からのメール。
そこから毎回LINEがなるたびに心臓がバクバクで、涙も止まらない。
こんな精神状態で働けるかと思ったけど、そんなんじゃいけないと心を強くもち日常業務を遂行。水曜日、すごい長かった。。。

こまめに状況を教えてくれた兄弟からのLINEにすごく助けられました。

一時は覚悟してくださいと言われた状態から、8時間に及んだ手術は成功、意識も戻り、もうリハビリに入っているそう。

と、書いたらあっという間だけれど、本当に本当に長い1週間でした。もうこんな思いはいやだ。

タイミングよく今はお盆の時期。西日本の各地にいる兄弟たちが、仕事を調整して地元に速攻で戻ってくれて、パニック状態のタータン(おばあちゃんのニックネーム)のそばにいてくれているようだし、みんなが戻ってきたのでタータンも楽しそうでよかったです。

私は長女だったので、金銭的にもその他いろいろとワガママもあまり言えなくて、小さい頃は、兄弟が多くていやだなぁとよく思っていたけれど、当時周囲の大人たちが「大人になったら兄弟の良さがわかるよ」と、よく言っていたように、今になって本当に兄弟いて良かったなぁと思います。

幸せとか楽しみとか、そういうのじゃなくて、いろんな辛さや重さを分散できる気がします。

はやく元気になってくれますように。

海外に住むことは、昔に比べてそこまで特別でもなくなりました。
格安航空券なら、新幹線代ぐらいで帰れたりするし、便も増えた。
でも絶対的に変わらないのは距離。

韓国や中国といったところなら、数時間で戻れるけれど、スウェからだと10時間以上はかかる。そうなると、一泊二日で帰れるものじゃないので、仕事や学校も数日休まなければならない。

休みをもらうことが問題ではなくて、(いや、職場には迷惑をかけるけど、まーそれはおいといて)今回感じたのは、「選択の難しさ」。

どこまで帰国してよくて、どこまで諦めるべきか。

今もし私が無職で学校もなく、時間がある状態だったら、今回の件では絶対帰国していました。飛行機代が高かろうが絶対帰ってました。

でも、今週と来週はがっつりシフトに入っていて、それを丸投げして「(本当の親じゃないけど)育ての親が危篤なので帰ります!」とボスにいうのをちょっとためらった。

何かあるたびに毎回帰っていたらキリがない、と思う。
もちろん帰れる状態であることに越したことはないけれど、遠くに住む以上、一線を引かないといけないこともあるような気がして。

だから去年、高校時代からずっとずっと仲良くしてくれた友人の結婚式の参列を見送った。これは諦めるべきじゃないかと判断して。でもそれは今でもちょっと後悔している涙

物理的に帰国できない状況だったら諦めもつくけれど、帰国できるお金はある、仕事休めば時間もなんとかできる、という状況で、どこまで緊急帰国を自分に許し、また帰国を諦めればいいのか、判断や選択がすごく難しいなと感じたのでした。

秋の予定がわかったら、1週間でも帰れたらいいなぁ。

09 8月 2017

ことりっぷ。〜友人宅inクングスバッカ〜

先週末、昔の友人が暮らすクングスバッカのほうへ遊びに行ってきました。ヨーテボリの南側、西海岸沿いの街です。(今年の夏だけで西海岸3回目。どれだけ。。。)

友人夫婦の新居は、ちょっとした森の中にあり、それはそれは長閑な場所でした。静かで自然がたくさん!

天気もよく、本当にゆっくりできた〜


スウェーデンの田舎の方では、今でも無人販売所があります。

友人夫婦が暮らす地域には、農家直産の野菜や卵を売っている無人販売所が数店舗あったり、畜産農家直産のお肉屋さんがあったりと、地産地消がまだ活発で素敵だなと思いました。

またお家の広い敷地内には、温室やちょっとした畑もあり、きゅうりや豆、いちごなど、いろんな食材を栽培していました。すごいな!

bifftomatoという種類のトマト。

どっちかがkörsbärstomatoでどっちかが別の種類のトマト。(覚えてない)

夕ご飯は、バーベキュー!
地元畜産農家から直接購入した、スウェーデン産のスペアリブとか豚肩ロースをがっつりいただきました!美味しかったー食べ過ぎたわ。


スペアリブ、いいですね。ソースのレシピをもらったので、今度は我が家でもやってみよう。

また、ビール好きな旦那さんには、ベクショーからちょっとした地ビールを。そしたら、ヨーテボリ地方の地ビールをたくさん準備してくれていたので、その日はビールナイトになりました。

一部。

面白かったのが、なんでも自分で作るのが好きなこの夫婦は、ラズベリーとエルダーフラワーでスパークリングを作っていること。


味見させてもらったけど、とっても美味しくて、これはぜひ来年挑戦してみたい。エルダーフラワーには、天然のイースト菌があり、それによって醗酵するんだとか。ほほぉ。

翌日は、近場の丘を散策し、ランチにこれまた地元産牛肉100%のパテで作ったハンバーガー。サラダもトマトも、きゅうりのピクルスも自家栽培という贅沢極まりない一品!

とってもとっても美味しいハンバーガーでした。


また、敷地内ではたくさんのベリーをみかけました。

熊のベリーこと、björnbär。大きい!
すぐり。Kursbär

röda vinbär。酸味の強い赤すぐり。
 また、ちょっと時期が早かったけど、plommon(プラム)も収穫。


持って帰ってーっていう言葉に甘えて、たくさんお土産をもらいました。

ベリーやプラムに加えて、ピーマンや春菊ももらったよー
ベリーどっさり!


おすそ分けしてもらったピーマンは即日チンジャオロースに。まだ肉を食うのか。。。
 そして、もらったすぐりはペクチンが豊富とのことでジャムにしてみました。まだ味見してないけど、美味しいといいな。

あとはプラムと赤すぐり、どうしようかな。。。

素敵な夏の思い出、ありがとうございました。すっごく自然とご馳走を満喫できた週末でした。やっぱりこういう体験すると、庭のある一軒家いいなぁとも思う。。。


03 8月 2017

望郷の念。

先日素敵なお誘いをうけ、スモーランド地方在住者みんなのあこがれの島、Öland在住のヨハンセンさんに会う機会がありました。彼女のブログ(スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記)には、プラム酒だったり、ひよこ豆豆腐だったり、いろんなレシピもさることながら、スウェーデンで楽しく生きる秘訣がたくさん書いてあります。楽しかった!

その日、偶然市内でやってたマイア・ヒラサワさんの野外コンサートにも行ってきました。写真を取り損なったんですが、夏の夜に、湖の近くの公園で声高々に歌い上げる彼女に、裸足で芝生を走り回る子どもがいたり、後ろの方でのんびりシートに座ってきいてる老夫婦だったり、ほっこりするような野外コンサートでした。

もっとベクショーが催してる文化活動に参加しよう。。。

まさかの大遅刻というハプニング(参考)もあったけど、素敵な夏の思い出ができました。


私がマイア・ヒラサワさんを知ったのは、九州新幹線のCM曲、BOOM!がきっかけです。
これ、めっちゃ良いCMですよね。

祝!九州 九州新幹線全線開CM180秒


九州新幹線には、個人的に小さな思い入れがあります。

私たち兄弟は、それこそ生まれた時から、仕事が忙しかった共働きの両親に代わって、両親の知り合いの老夫婦のお世話にめっちゃなっていました。学校から老夫婦の家に帰り、宿題をしたり夕ご飯を食べて、仕事が終わった両親が迎えにくるのを待つ、という生活を、私と兄は校区の関係で中学にあがるまで、弟たちは高校卒業するまで続けていました。

というか、弟たちは下宿状態で、週末にしか実家には帰ってきませんでした。

シッターさんという言葉があるけれど、それよりも祖父母の家にお世話になっていた感じです。スウェーデンにも、dagmammaという名前があるけれど、それに近いかな。

私たちにとって、この二人は第二の両親。

そのパパさんは、九州・鹿児島の生まれです。

私や兄が小学校低学年の頃は、夫婦が鹿児島へ自家用車で帰省するのに同行させてもらい、九州旅行を毎年のようにしていました。

でも、いつしか時はながれ、もうパパさんは体力的にも長距離の運転は難しくなり、乗り物酔いしやすいママさんが、九州までの長旅を電車で行うのは厳しい。またパパさんも一度大きな病気をして、足が弱くなったことも重なり、たぶん10年以上鹿児島に帰省できてなかったと思います。

それが、2011年に九州新幹線が全線開通したことをきっかけに、鹿児島への帰省が再度実現できたのです。

それもちょうど、高齢のパパさんの唯一存命だったお兄さんが亡くなる直前に。。。

だって、岡山から鹿児島まで、乗り換えなしで3時間半でつくんですよ。
それが、足腰の弱った年老いた2人にとってどれだけ大きなことか。

私は、その10年越しの鹿児島帰省の時には残念ながら同行できなかったけれど、翌日2人にあったとき、それはそれは嬉しそうに、写真を見せてくれた2人の顔が忘れられません。

なかなかお墓参りができないからと、先祖代々のお墓の写真を居間に飾っている2人。そんな2人が、最後にお兄さんに会いに行けたこと、10年ぶりにお墓参りできたこと、言葉に表せないような2人の「望郷の念」を叶えさせたくれた、九州新幹線(を計画してくれた偉い方々と施工してくれた現場の方々)に感謝の気持ちでいっぱいです。

私にとって、九州新幹線の開通は「わー!旅行しやすくなるー!」程度のものだけど、2人にとっては、生まれた故郷に帰省できる唯一の手段になるんです。

技術の進歩、経済発展ってすごい。
九州新幹線ありがとう。

マイア・ヒラサワさんの歌を聞きながら、ふと2人のことを考えた夏の夜でした。あと何回会えるかな。また一緒に鹿児島いきたいな。

あれから一度、私と弟で帰省に同行。 

芋焼酎・一どん!とろんっていしててすごい美味しい。
 知覧にもいきました。満開の桜。

01 8月 2017

夏飯。

初夏から夏にかけての我が家の夕ご飯を一気にご紹介。写真もりもりです。
我が家の献立をインスタで写真記録してます。飯友募集中!

7月はパトがセメスターだったので、夕ご飯はパトが担当。
そういう日はパスタ率がぐぐんっとあがります。

スモークサーモンのクリームパスタ。

ズッキーニ、ナスの夏野菜トマトソースパスタ。

森で収穫したあんず茸(カンタレッラ)のクリームパスタ。旨味爆発!

エビのクリームパスタ。自家栽培の紫蘇を山ほど!(ってかクリームパスタ率高すぎ)

ジェノベーゼソースにカリカリに焼いたハルミをあわせて。

パスタじゃない日はピザ。出来合いのピザキットにモッツァレラと生ハムのせて。

あとパト飯は基本がっつり肉系。
普段は冷凍食品は買わないけれど、この三角のポテトフライみたいなFelixのRöstiめちゃくちゃ美味しいです。

なんかの魚のフライ。

スペアリブ。

私が作るときは、基本日本の定番メニュー。

新キャベツで回鍋肉。

おなじみ麻婆豆腐。

初挑戦のキーマカレー。

それと簡単にシュリンプサンドイッチ。

白菜のロールキャベツ、トマト煮。

テリヤキチキン!

豚しゃぶサラダ。ゴマだれドレッシング!

そして今日は、人生で初めて角煮もどきを作ってみる。豚バラ(sidfläsk)が近所のスーパーになかったので、肩ロース(fläskkarre)で。
あと、最近セロリ炒めがすごい好き。

いろいろレパートリー増やしたいなぁ。