10 12月 2016

スウェーデンでコンタクトレンズを買う。

私はかなり視力が悪く、コンタクトレンズや眼鏡が無いと、生活がまったく出来ないほどです。眼鏡で階段をおりるのも怖いぐらい。コンタクトの度数でいうと、右が-0,95、左は-0.85。。。悪過ぎですか?

小学生のとき、習っていたスポーツのプレイ中に、支障が出てきたことをきかっけにコンタクトレンズデビューした私。それから約20年間、ずっと2週間の使い捨てレンズを使用してます。20年って!!!!!!どのくらいコンタクトレンズにお金をかけたのかなんて考えたくもありません。レーシックもいつかはしたいなーと考えてはいますが、今一歩勇気が出ず。

コンタクトをすると視力が下がるとよく聞くけれど、その通り(?)で、私の視力は右肩下がりに悪くなっていきました。もう今さら後悔しても遅いんですが、やっぱり視力が悪いのはすっごく不便。でも、コンタクトを頻用してきたわりには、目に関してのトラブルは20年間一度もありません。でも、眼科の方は全員眼鏡だし、コンタクトはやはり目に悪いんでしょうか。

本題のコンタクトレンズですが、スウェーデンでは眼科に行かずに、街中の眼鏡屋さんでレンズを購入できます。そこに、Optikerという資格をもった方がいるので、その方が視力検査をしてくれます。
(Optikerは資格職。Optikerのプログラムは、Linné大学とカロリンスカの二大学のみ。Optikerは定年退職者が増えているので、今はかなり売り手市場らしいですよ!そいや、小さな街のベクショーなのに何件もある眼鏡屋さん。儲かっているんでしょうか。)

こちらに移住後、ずっと同じ眼鏡屋さんでレンズを買い続け、いつも同じ方が担当してくれてます。初めてレンズを作ったときは、まだSFIに通ってた時だったのかな。英語スウェ語ごちゃまぜだったけど、優しいoptikerの人柄・対応にひかれ、それ以来ずっとお世話になっています。通い続けて4年で、ようやく私がどこ出身とか、上記の就活市場なんかをお話しできる距離感になりました。(スウェーデンあるある)

レンズを作るさいの検査方法も日本とまったく一緒です。気球をみたり、赤と緑でどっちがはっきり見えるかとか、空気をプシュってされたり。(わかるヒトにしかわらかないネタ笑)

私はアキュビューの2週間使い捨てを愛用。一箱6個入り(12週間分)を毎回2箱買うので、両目合わせて4箱購入。だいたい半年もちます。

値段は、1箱275kr、4箱合計で1,100kr。1kr=13円(お、円がちょっと安くなってきてますね)で計算すると、1万4千円ほどです。それに加えて、いつも一緒に洗浄液も購入します。200kr分、ちょうどコンタクトレンズがなくなる頃に洗浄液もなくなります。

お会計合計1,300kr。消費税25%込みです。おそろしいことに、260krも消費税として支払っているんですね(゚Д゚)高!

また、1年に1回は定期検査を受けるようにしていますが、それは1回500krぐらいだったかな。


視力が良くならないかな。コンタクトって何年使い続けることができるんでしょう。あと40年ぐらい使っても問題ないんでしょうか。すごい不安ですけど。


北欧ブルーベリー、意識的に食べているんだけどな。


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08 12月 2016

ウナギってレッドリストじゃなかったの?

クリスマスのこの時期になると、マーケットやお店でよくみかける「rökt ål」こと燻製ウナギ。無知な私は、「ウナギ」は日本をはじめアジア圏特有の食文化、なんて勝手に思っていましたが、欧州でもウナギは昔からよく食べられていたようです。日本でよく食べられているのはニホンウナギで、こちらではヨーロッパウナギがメインだそうです。違いはなに?

あれ、でもニホンウナギにしろ、ヨーロッパウナギにしろ、絶滅の危機に瀕しているんじゃなかったっけ、とクリスマスマーケットに並んだ燻製ウナギを見ながら思いました。

そしたら、昨日の地方ニュースで、「国全体で約90%のレストランは、クリスマスディナーでウナギは取り扱っていないが、約90%の店舗では未だに絶滅の危機に瀕しているウナギの販売を行っている」というものでした。(参考

南スウェーデンに位置するブレーキンゲ、スコーネのバルト海沿岸地方では、クリスマスディナーの一つとして、長年この燻製ウナギを食す文化がある(あった)そうです。私がみたニュースでインタビューを受けていた、ウナギを購入していた女性は、「私はウナギとともに育ったスコーネ人だし、今回は、何年もウナギを食べていない高齢の母へのサプライズとしてウナギを購入した」って話していました。同じニュースでインタビューを受けていた、店舗側のおじさんは、「ウナギを売ることは私の権利だし、お客さんもそれを求めている」と。(参考) ふむふむ、ウナギに対する危機意識は高まっていても、この時期に食文化としてウナギを求める人は、環境意識が高いスウェーデンでもまだいるんですね。

スウェーデンでウナギ漁は原則禁止されていますが、許可をうけた漁業関係者なら漁獲してもよいそうです。だから、いまだに店頭でも見かけるのでしょう。

日本でもだいぶ「ウナギの絶滅危機」問題はメジャーになってきたと思いたいですが、ちょうど最近、クローズアップ現代でウナギについて特集されていたようです。

「白いダイヤ、ウナギ密輸ルートを追え!」

とても興味深い内容でした。日本近海でウナギの稚魚が穫れなくなると、ヨーロッパから稚魚を輸入し、その度が過ぎてヨーロッパからの稚魚の輸出が規制され、今は台湾から香港経由で密輸されている、、、しかも、わざわざ台湾から仕入れる理由が、土用の丑の日に間に合うように養殖するために、はやめの時期に漁獲できる台湾から密輸する必要がある、と。誰がそこまでして土用の丑の日にウナギを食べたいんでしょう。

環境意識が高いスウェーデンでも、未だにウナギが漁獲され、販売、食されているぐらいなので、日本でウナギ漁業、取引、販売が完全に規制される日はくるのでしょうか。ウナギだけじゃなく、多くの魚が乱獲され、絶滅の危機に瀕していることをどれだけの人が意識しているんでしょう。

私は高知で暮らしていた時に、カツオといったら日本一!の某水産会社に出向き、恐れ多くもそこの会長さんにインタビューをさせてもらったことがあるんですが、会長さんいわく、カツオも乱獲によって穫れなくなってきて、それをまかなうために、船に最新設備を投資し、外国人研修生に頼り、南下し続けなければならない、と。え、それは「しょうがない」ですます問題なのか?と自問自答しましたが、ここで問題になるのは「コモンズの悲劇」。海産物は回遊する資源なので、一つの国で規制を敷いても、他の国が乱獲すれば意味がありません。規制するにしても、漁業関係者内との兼ね合いもあるんでしょう。

だからこそ、世界規模で指針を示す必要がある問題だと思うんですが。

会長さんの「土佐湾は昔はもっと藍色だった」という言葉が、すごく印象的だったのを覚えています。

でも、日本でカツオ食べたいな。

クリスマスマーケットでたくさん見かけた、ållotteri(ウナギ・ロト)。1口5krのクジをひき、あたったらウナギの燻製がもらえますっていう賭けゲーム。他の街でもあるのかな。




07 12月 2016

クリスマスに向けて。

今年の冬至は12月21日だそうです。冬至はvintersolstånd。
どうやら南スウェーデンのベクショーでは、朝8時半過ぎに日が昇って15時半頃日が沈むんだって。

とある日の、午後4時半ごろの西の空。加工無し。

この時期は、17時ぐらいになると各部屋のクリスマス電飾が一斉に点灯して、星型のランプや、窓辺におくロウソク型の電飾。それはそれは素敵な雰囲気になるので、住宅街をバスの中から眺める時間が好きです。

小さな駅前の広場も、やっつけサンタが登場。可愛いやないか。


この時期はJulölというクリスマス限定ビールがたくさん販売されるので、ジャケ買いならぬラベル買いしています。

先週の日曜日(パトがノロにやられた週)は、アンドラアドベント。このアドベントキャンドルにかざるフェイクの苔が行方不明だったので、その辺の森から調達してきました。
苔って、もぎ取るものかと思っていたけれど、森のその辺に苔の塊がぽんって落ちてるんですよ!
あとはクリスマスにはかかせないヒヤシンス。この前のフラワーアレンジメントで教えてもらったんですが、ヒヤシンスは水をあげ過ぎると、ビヨーンと茎が長く成長してしまうそうです。なので、こんもりしたヒヤシンスにしたかったら、なるべく水分をあげないようにと言われました。乾燥対策で、ヒヤシンスにも苔を盛ってみました。


我ながら良い写真と思ったけれど、こうやってみるとごちゃごちゃしてますね。still lifeっていろいろ奥が深いんだなーとゴッホ美術館で学んだのを思い出しました。

12月1日からクリスマスまで、約15分のストーリーが毎日放映される、SVTのJulkalendern。今年はSelmas saga(セルマのおとぎ話)というタイトルで、主人公のセルマちゃんが、変わったおじいちゃんに協力して、飛行船で北極へ出発し、サンタの王国を探すというアドベンチャー物語。今のところですが、初めて全話見てます。なんてったって、主人公のセルマちゃんがすごい可愛い!!!!SVTplayで全話みれます。

SVT playでは、通常の字幕付きはもちろん、手話付き、副音声付きだったり。さすが。

毎話たったの15分だし、セルマちゃん可愛いし、おすすめです。



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06 12月 2016

ノロの恐怖。

Vinterkräcksjuka......直訳したら冬季嘔吐病なんですが、簡単にいったらノロウィルスをはじめとするウィルス性胃腸炎のこと。山陰地方の言葉でいったら腸感冒。チョウカンボウ。(これが方言だと知った時の驚きようといったら!)

冬になったらどこでも誰でもかかっているような、超普通の病気。特に小さな子どもがいる友人なんて、毎年のように幼稚園で子どもがノロに感染、お母さん看病を通して感染、最後にお父さん感染、家族全滅!みたいになっています。

スウェーデン在住4年、パトも私も一度もこの病魔にかかったことがなかったのですが、今年ようやくノロデビュー!パトがね。(・∀・)

金曜日の夜からなんだかおかしかったパト。

「なんか元気ない、なんかdeppig(落ち込み気味)」

っていうから、「風邪?流行のノロじゃない?そいや、パトの勤務先の学校の4年生、ノロで学級閉鎖っていってたじゃん!絶対移ってるよ!」なんて話をしても、

「いや、予防は完璧だったから大丈夫。絶対移ってない!」

と豪語しながらも、本当に元気がないパト。
え、燃え尽き症候群?冬季鬱?と、心配になる私(´・ω・`)

風邪にしてもノロにしても移りたくなかった私は、23時ぐらいに別室で就寝。そしたら24時頃にバスルームからものすごい嘔吐音(そんな言葉あるのか)が聞こえてくるではありませんか。

マーライオン嘔吐ってこのことをいうのね。

10分ぐらいずーっとゲェゲェーして落ち着いたと思ったら、また30分後には嘔吐の繰り返し。

すごい吐き様で、若干テンパった私ですが、困った時の1177をみたら、とりあえず水分補給!と書いてあったので常温の水を準備。もちろんマスク装備です。とても水が飲めるような状態じゃなかった彼なので、こういう時にVätskaersättningという経口補水のためのタブレットや粉を買っておけばよかったと後悔。いや、以前は家にあったんですが、二日酔いで嘔吐してたパトがこの前飲みきってしまっていました。あ、次回帰省したらポカリの粉を買っておこう。

自宅でも水、砂糖、塩で即席の補水液ができるようですが、冷蔵庫にはこの前のカクテルパーティで残った、砂糖水ことコーラ缶が2缶。コーラなら飲めそうということで、コーラを数口飲んでました。コーラ最強説!これからコーラも数缶常備しておこう。

その後、約1時間間隔で、朝方4時か5時ぐらいまで嘔吐に襲われてたみたいです。私はとくに何かをしてあげたわけじゃないですが、バスルームからゲーゲー聞こえる度に目が覚める。7時頃に起きると、ソファーでぐったりした顔面蒼白のパトの姿が。可哀想に。翌日土曜日は、普通ならカフェ勤務の私ですが、飲食業だし、私も感染しているかもしれないので、念のため休むことに(´・ω・`)悲しい、、、

土曜日は日本米でお粥。精米から作るお粥の美味しいこと。ここのサイトを参考にさせてもらいました。私秘蔵の梅干しをのせてあげようと思ったのに、イラナイって言われて悲しかったです(´・ω・`)あとはヨーグルトとか果物を。
日曜日からは普通に固定食を食べられるようになったので一安心。

それにしても、金曜日夜に嘔吐、土曜日、日曜日とゆっくり休んで月曜日から普通に働いたパト。(でも感染を防ぐために、最後の嘔吐から72時間経ってからの社会復帰(?)が推奨されているようなのでちょっとフライングですね)さすが優等生ですね。

私は今のところ感染していないようですが、やはり日頃のうがい手洗いはきちんとしないとな、と思ったのでした。自慢じゃないですが、スウェーデンに来てから学校や仕事を休むほどの風邪を引いたことがありません。(なのに、なぜか日本帰省中によく体調を崩す私ですが)こちらで病院にかかったのは外耳炎になったときだけ。この高い免疫力は、教員生活約40年の中で一度も病欠したことがないと自慢する母親譲りでしょうか。なーんて油断禁物なので、日々の予防を心がけます。

そうそう、「ノロに感染したら、早めの受診を心がけましょう」って書いてある日本語のサイトもありますが、スウェではコレごときでは絶対診察なんかしてもらえません。乳幼児、お年寄り、他に何か疾患がある人以外、パトのような健康な成人男性は、水分補給をしっかりして、家でゆっくり休んでくださいって電話越しで言われるのがオチです。

いつ襲われるかわからないこのVinterkräksjuk。家には常に、vätskaersättningと日本米とコーラを常備させておこうと思ったのでした。あとマスクと使い捨て手袋と塩素系漂白剤のklorin。

スウェにお住まいのみなさん、くれぐれも気をつけてくださいね。



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有言実行ってムズかしい。

去年、京都駅のリプトンのカフェで新年の抱負を言い合った私たち。



私:「健康的な生活を送る」具体的には? んーとりあえず5キロ減量!
「就活or大学進学目指す」

パト:「運転免許を取得する」「転職に向けてなにか始める」

まっすん:「カフェでカルチャークラスを開講する」

エマニュえる:「マイナス10キロ」


___結果______


私:マイナス、、、、3キロ4キロをいったりきたり!あと1キロの壁を超えられない!
「健康的な生活」運動面は、今は寒いから走ってないけど、春夏はたくさん走った!食生活もぼちぼち。コーヒーの量はまったく減らないけど、お酒の量は減った。買い食いも減った。就活も、大学も結果残せず、、、、、あ、面接まで進んだし、コースも履修したからいいか。(自分に甘い)

パト:免許はいよいよ最終段階。でも今年中に取得は難しそう。秋からプログラミングの通信コースをとりはじめ、最近あっという間に転職成功。何なん。空きポスト見つけたの私じゃん。(毎日就職サイトみてるから)

まっすん:10月、11月と「コーヒー豆教室」と「フラワーアレンジメント教室」を開講!

エマニュえる:夏頃にはすでにマイナス10キロ達成。


何なん、みなさん!有言実行度がすごいわ!!

来年の抱負は何にしようかな。それこそマイナス5キロか?

この前の「フラワーアレンジメント教室」の様子を。
講師は、街でお花屋さんを経営してる方。22歳かそこらでオープンして、今年で15年になるらしい。すごい、やり手ですね。

こちらに来てから、よくお花を買ったりもらったりするようになりました。日本ではお花とは無縁の生活をしてたので、お花の値段が日本と比べて高いのか安いのかわかりませんが、私は2週間に1回ぐらいの割合で買います。いや、3週間に1回かな。いや、4週、、(どうでもいい)

面白かったのは、スウェの屋内はセントラルヒーティングのおかげでつねに暖かいので、お花を長持ちさせたかったら、夜中は冷蔵庫に入れておくこと!っていうアドバイス。なるほどねぇ。お花を食べものと一緒に保管するのに若干抵抗がありますが。




私の大好きなかすみ草は、brudslöjaといって、花嫁さんのショールって名前だと初めて知りました。ほほぅ。ロマンティック。

それにしても、まっすんとエマニュえるの実行力に頭がさがる思いです。常連客に愛されて、お友だちに囲まれて、いつもウチらにも優しくて、つねに周りのことを考えてて、なんだかんだで絆が強い二人、私たちもそういった温かい人間に近づけるように頑張りましょう、といつもパトと話しているのでした。



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